ヤママユ?
「ぎゃぁ〜モスラがいるっ!」という声がする方に急いで行ってみたら・・・見たこともない巨大な蛾がいました。
ときどき行く仕事先です。部屋から飛び出していったのは3人,みんなカメラを手に持っていますw 大きさは大人が手のひらを拡げたぐらい,建物の片隅でじっとしたまま動きません。同じポーズで何枚も撮っても仕方ないので手を伸ばしたら・・・バタバタと飛んで建物にぶつかり,また片隅に。なんだか元気がなく弱っているように見えます。翅の一部も少し欠けています。
あまり暴れさせてはかわいそうなので大きな翅の下から身体をそっと撮ろうとしたら・・・バタバタと,今度は屋根より高く飛び去ってしまいました。
撮った後で翅の目玉模様を画像で確認してみたら,「ヤママユ」のようです。もちろんこんな名前の蛾がいることも知りませんでした。調べてみたら・・・<ヤママユガ科のガの成虫は口が完全に退化しており,蛹化以降は一切の食餌を摂らずに幼虫時に蓄えた栄養だけで生きる>そうです。へぇーっ,だからあまり動けなかったのかとヘンに納得。それにしても成虫になってから飲まず食わずって,生き物の世界って不思議なことがいっぱいあります。
(追記2013.10.12:ヤママユ蛾 http://d.hatena.ne.jp/noraneko222/20131012/p1 )
←これはいつものランタナの葉にとまっていた蛾です。蝶や蛾のネット図鑑をいくつか調べてみても,名前がなかなかわかりません。似てるようなものもいるし,まるで違うようにも見えます。特徴のある翅の模様なので簡単にわかるだろうと思ってたのに・・・
それにしても,どちらかいうと嫌われ者の蛾ですが,翅の模様の美しさや複雑さは蝶に負けていません。なんとなく日陰者のイメージがあるから?ちょっと蛾を見直してしまいましたw