スズガモ 2020 11/16
竹島海岸のはるか沖に,渡り鳥の大きな群れがいました。
遠くに見えているのは渥美半島の田原市です。どのぐらいの距離なのか…
望遠で覗いてみたら,スズガモの大群のようです。どのぐらいの数がいるのか…
白っぽく見えるのがオス,口ばしの上に白いもこもこがあるのがメスです。ときどき潜ってます。何を食べてるのか…
↑ 少し沖合にある岩場に3種類のカモメがいました。大きくて脚がピンクなのがセグロカモメ,中型で羽のグレーが濃く見えるのが(きっと)ウミネコ,脚は黄色です。そして,一番小さくて脚と口ばしが赤っぽいのが人懐っこいユリカモメです。
アメリカ大統領選は,民主党のバイデンがトランプを破って次期大統領に決まりました。最終的な選挙人の獲得人数はバイデン306人,トランプ232人と,今回は多くのメディアが予想した通りの結果に落ち着きました。いくらゴネても,もうトランプの出る幕はありません。
アリゾナ州は長年 共和党候補が制してきた州です。<国民的人気を誇ったオバマ前大統領が再選を果たした2012年の選挙ですら,アリゾナでは共和党のロムニー候補が大差で勝っている>という,共和党にとっては「岩盤地区」の一つでした。ところが今回はトランプ大統領の大苦戦という戦いになりました。その大きな理由の一つが,「コロナ対応の致命的失敗」です。もう一つ,もしバイデンがアリゾナ州で勝利した場合,それは「ジョン・マケインの復讐」だとも言われていました。
2018年,上院議員のまま死去したジョン・マケイン共和党上院議員(81)は,ベトナム戦争で捕虜になり激しい拷問に耐えた経歴から,党派にかかわらず「英雄」として尊敬されてきました。トランプの人種差別的な言動も公然と批判していました。トランプはといえば,「彼は戦争の英雄なんかではない。戦争の英雄と言われているのは捕虜になったからだ。負け犬だ。私は捕虜にならない人間が好きだ」と述べるなど,マケインを執拗に攻撃し,亡くなった後も故人への攻撃を続けたということです。味方のはずの仲間を「敵」にしてまで,トランプは何がしたかったのか…マケイン夫人だったシンディさんは8月に開かれた民主党の党大会に登場し,バイデンへの支持を正式に表明,投票も呼び掛けています。
カリフォルニア州などからの移住者の増加で民主党支持者が増えているため,アリゾナ州では今後長く民主党が勝ち続けるという予測もあります。「マケインの呪い」,トランプのせいで共和党はとんもないものを背負ってしまったようです。