新・ぼちぼち植物などを

2019 2/19 ブログ移行できたので再出発です♪

モクビャッコウ

モクビャッコウ((木白虹・木白香)も数年前、知人宅の庭にあった一枝をいただいて挿し木で増やしたものを、日当たりのいい庭で育てています。(名前は<木白香>がピッタリかも)

春から夏にかけて元気に新芽を出して育つ時は緑っぽい葉色をしていますが、涼しくなり秋が深まるほど白味の強い葉になってきます。秋の終わりには小さな黄色の花(花びらがない?)をたくさんつけますが、あまり鑑賞価値はありません。毎年、葉をつけたままの状態で冬越しし、暖かくなって新芽が伸びだす前に根元近くでバッサリと刈り込みます。地際の枝には小さな芽がびっしりとついており、いつも10cmほど残して刈り込んでいますが、モクビャッコウは成長が早く、伸びた枝先に葉をつけるので夏になれば自然にきれいなドーム状の樹形に育ちます。

夏の高温で枯らしてしまうシルバーリーフが多いのですが、このモクビャッコウは真夏の炎天下でもまったく葉は痛みません。日当たりがいいほど秋になってから葉の白さがきれいになるような気がします。逆に陽のあたらない下の葉は黒く枯れこんできます。また、葉が細かな白い毛で覆われているためか、雨に濡れると白い色が褪せて見えることがありますが、乾けば元通り、銀白色のきれいな葉色に戻ります。

乾燥にも強く丈夫で育てやすいモクビャッコウですが、葉を一度だけ虫に食われたことがあります。「ハモグリバエ(エカキムシ)」の幼虫だと思いますが、きれいな葉に白いクネクネした線があちこちに・・・その線の先には小さな幼虫らしき黒い影がうっすら見えています。指先で一匹ずつ押しつぶしていましたが数が多すぎて、けっきょく土にまく浸透移行性殺虫剤のお世話になりました。それ以後は被害にあっていません。

このモクビャッコウ環境省のレッドデータで<絶滅危惧Ⅱ類>に指定されているそうです。なんでも園芸(盆栽)用の乱獲や自然破壊が原因とか・・・
・・・挿し木も簡単で何度も増やしたことがあります。自然の中で育っているものをわざわざ採らなくてもいいのに・・・
(追記2011.10.24:モクビャッコウ 2011秋 http://d.hatena.ne.jp/noraneko222/20111024/p1
(追記2011.11.5 モクビャッコウ 花 http://d.hatena.ne.jp/noraneko222/20111105/p1 )