三陸鉄道北リアス線(宮古→久慈)
夕方4時すぎの北リアス線に乗ると,久慈に着くのは6時頃です。
どんな風景が広がってるのか気にしてたら…まったく想像外。
三陸鉄道北リアス線はなんと90%以上がトンネルでした!!
トンネルを出て駅に近づくと建設中の防潮堤がときどき見えます。
新しい家も見えますが,まだまだ復興には時間がかかりそうです。
高い所を走っていた鉄道の線路は,津波で駅ごと流されてしまったそうです。
三陸鉄道はつい数か月前に全線開通したばかりです。ここ久慈駅も花いっぱいで迎えてくれました。高校生ぐらいの男の子たちに少し話を聞いてみたら,津波が川を上ってきたぐらいで久慈駅辺りはそれほど大きな被害はなかったとのこと,ほっ…
翌朝早めに起きて道の駅まで歩こうとしたら,途中で会った散歩中の地元の方に「道を間違ってますよ」と言われてしまいました。そして「どうせそちらまで歩くのでご一緒に」と案内もしていただけました。ほっとしたものの,「たしか道の駅は9時からのはず」と言われガ~ン!結局散歩中なのにお二人と道の駅の休憩スペースでのんびりお話させていただくことになりました。
↑ 道の駅で展示されていた屋台 久慈で撮ったのはこれ1枚だけ^^;
「大きく揺れて怖かったけど家は大丈夫だった」,もう一人の方は「海近くにいたので津波が上ってくるところが見えた。急いで高台に走って逃げた」と生々しいお話も聞くことができました。1時間以上もお話を聞いていました。一番怖かったのは震災より,3年前だったか北海道に台風が上陸したときだそうです。久慈でも「すぐ前の川が氾濫して車がプカプカ流されていった」そうです。こんな見知らぬ初めての奴なのに散歩用に持っていたお菓子までいただきました。ご親切,ほんとにうれしかったです。いつか近いうちに,今度は観光で久慈の町に行ってみたくなりました。ほんとにありがとうございました。
久慈からの八戸線も3時間に1本,乗れないと大変です(久慈→八戸)
小さな漁船が見える海岸の風景は穏やかで,なんだか眩しく見えます。
八戸では新幹線に乗り換えただけです。そういえば八戸駅では降りていません。けっきょくこの日も1日中電車に乗っていただけということになりました。無駄に時間を使っただけなのか,とっても贅沢に時間を使ったのか,どっちなんでしょうね^^