赤い電車 蒲郡
「地域の足」として公共交通を支えてきた名鉄西尾・蒲郡線。名古屋鉄道株式会社のこの路線の運営は、今,大変厳しい状況を迎えているそうです。なんでも100円を稼ぐのに200円以上もかかるとか。そこで応援の気持ちをこめて,このブログでも取り上げてみようかと。今回は実際に赤い電車に乗ってみました。
土曜日の昼前とはいえ,始発の名鉄蒲郡駅のホームにはほとんど人影がありませんでした。以前はJRのホームから近かったのに,やっとJRの新しい駅舎ができたと思ったら連絡通路がありません。立体化以前より不便になっているとは・・・。
↑ 名鉄蒲郡駅のホームのすぐ横にJRのホームが ↑ 名鉄西浦駅ですれ違う赤い電車
↑ 運転席から見た風景(形原町) ↑ 幡豆町を走る赤い電車
本数も1時間に2本だけ,これも乗客が少ないのでは仕方ないかもしれません。電車から見える景色は,とくに目新しいものではありません。降りた形原駅の風景も・・・ただ乗り降りするだけの場所でした。もうちょっと乗って楽しくなるような風景とか,乗り降りするのが楽しくなる駅とか・・・って,日ごろほとんど名鉄蒲郡線を利用することのない奴じゃ説得力ないねw。
↑ 咲き始めた梅の花と赤い電車 ↑ 蒲郡に向かう車内には多くの人が
数年前から「赤い電車応援団」もでき,乗客を増やして蒲郡線の存続をという運動が始まったようです。その運動の効果があるのか,帰りの電車には思った以上にたくさんの乗客の姿が・・・ほっ。
・・・赤い電車を応援するつもりで書き始めたのに,あまり応援になっていなかったようなw
<車両は保存できるが,路線は利用者,それも沿線住民の利用がないと「保存」できない……と最近になって理解したお馬鹿さんがここに一人>と自らいう「tetsumogura」さんのブログ『鉄道旅行とは、巡ること』の中から,名鉄・蒲郡線に関わる記事を紹介しておきます。
(名鉄西尾線・名鉄蒲郡線:蒲郡市で「市民まるごと赤い電車応援団」が発足した後に、蒲郡線の普通列車に乗ってみた http://d.hatena.ne.jp/tetsumogura/20091024/p1 )
(名鉄蒲郡線:蒲郡駅ホームから名鉄蒲郡線蒲郡駅ホームを眺めてみれば http://d.hatena.ne.jp/tetsumogura/20100307 )